Netflixのオリジナル映画「嵐の中で」
ある女性が偶然過去と繋がったテレビを使い、死ぬはずだった少年を助けてしまったことで未来を変えてしまうSF映画です。
タイムトラベルものってわくわくが止まりませんよね。矛盾などもあるでしょうけど、私はあまり気にしません。情報の正しさよりも、ストーリーの面白さを重要視するからです。
今回は「嵐の中で」のあらすじとネタバレ感想を紹介します!
映画『嵐の中で』の作品情報
タイトル | 嵐の中で |
上映時間 | 129分 |
公開年(日本) | 2020年 |
製作国 | スペイン |
オススメ度 | ★★★★☆ |
『嵐の中で』のキャスト
監督 | オリエルパウロ |
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脚本 | アドリアーナ・ウガルテ/チノ・ダリン/ハビエル・グティエレス/アルヴァロ・モルテ/ノラ・ナバス |
監督はサスペンス映画「ロスト・ボディ」の監督です。
『嵐の中で』のネタバレあらすじ!
時空のズレにより25年前の少年を救った後、別の人生で目を覚ましたベラは、大切な娘がこの世に存在していないことを知り、自分の人生を取り戻す手がかりを探す。
嵐の夜に過去と繋がったブラウン管テレビ。ベラはそこに移る少年が死ぬことをしっていたため、忠告して命を救う。そして眠ったあとある異変に気付く。娘がいない。
調べてみると夫は他の女性と結婚していた。過去を変えたことで違う世界線になってしまったのだ。
ベラは必死になって命を救った少年(時間が進んでいるため現在の年齢だと青年)を探す。
夫の浮気や殺人事件に巻き込まれつつも、ベラは地元刑事の協力を仰ぎつつ、ついに少年を発見する。
その少年とは、新しい世界線で協力していた刑事だった。しかも新世界線の自分は、その刑事と結婚していた。
(やこしいけれど、本作には3つの世界線が存在する)
最後、再び嵐が近づいて映画序盤のように過去と未来が繋がる。再び過去を変えるが、こんどは娘が存在する展開に。しかも死ぬはずだった少年も生きており、やっぱり刑事になっていた。
みんなが幸せになる、誰も死なない世界線になったのだ。
『嵐の中で』の感想
あらすじを見ると、なんのこっちゃでしょうが映画を見れば言いたいことは分かるはず。というかこれは図解がないと理解するのが難しい作品です。
ポイントは身体がタイムトラベルするのではく、意識だけがタイムトラベルするという点。
映画『時をかける少女』小説『タイム・リープ あしたはきのう』と同じですね。
またタイムトラベルするとその世界線の記憶が失われるという点も重要。だから刑事が新世界での自分の恋人だと気づかなかった。
事実を知った時の驚きはハンパなかったです。そうきたか~と!!
だから本作が恋愛物語と言われてるんですね。主人公のベラは最後、新しい人生ではなく娘がいる人生を選択します。
でも最後の人生(世界線)では、浮気性の夫と別れるんじゃないかなと思います。そうであってほしいです。
タイムトラベルものなので矛盾もあるでしょう。主人公の心理が理解できない人もいるかと思います。しかしサスペンス×SF映画の中ではかなり面白い映画なので、ぜひ多くの人に見て欲しいですね。
『嵐の中で』は『オーロラの彼方へ』のぱくり?
本作とにたような内容で映画『オーロラの彼方へ』という作品があります。詳しいあらすじはコチラの記事で紹介していますが、個人的にはミステリ具合は『オーロラの彼方へ』の方が上だと思います。
『オーロラの彼方へ』だと、過去を変えてしまったせいで母親が連続殺人事件に巻き込まれて死んでしまいますからね。緊迫感もありますし、タイムトラベルの回数も『オーロラの~』の方が多いです。そしてタイムトラベルできることを活かして、殺人鬼を追い詰める展開が最高に面白い!!!
唯一無二、タイムトラベル×SF映画の最高峰だといえるでしょう。
では『嵐の中で』が劣っているかというと、そうではありません。本作にしかない要素、おもしろさや感動もありますからね。個人的には恋愛の衝撃度、面白さは『嵐の中』でのほうが上だと思います。
まあライトなタイムトラベルものが見たいなら『嵐の中で』、重厚なタイムトラベルものが見たいなら『オーロラの彼方へ』をおすすめします!
『嵐の中で』のあらすじ感想まとめ
Netflixのオリジナル映画『嵐の中で』のあらすじや感想を紹介しました。
サクっとみれるサスペンス×SF映画なので、その手のものが好きなひとはぜひ見てみて下さい。逆にタイムトラベルものに興味がない、勘がいいので展開がすぐに読めてしまうひとはちょっとツマラナイかも…。