原題:THE TERMINAL 公開:2004年 上映時間:129分
空港に一人ぼっちで過ごすことになった男の話。
でも悲哀な人間物語ではありません。
優しき男のちょっぴり可愛そうで、コミカルで、ラブロマンスな映画です。
トム・ハンクスが可愛いです。
ということでこのページでは映画ターミナルのあらすじ、感想について紹介します
あらすじ
クーデターによって祖国が消滅してしまったヨーロッパのクラコウジア人、ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)は、アメリカの空港にて足止めを余儀なくされる。
その足止めの期間は数か月にもおよび……。
さあアメリカに入国するぞって時に、自国が無くなってしまう。
よく考えればとても怖い。国籍がない、住所がないって話じゃないし…。
どこにも行けない、どうしようもない。
そんな状況の中で、主人公のおっさんビクターは、くじけることがない。
そもそも状況が分かっていない。
空港から出られないし、飛行機で帰る国もない。
警備局主任はもうじき昇進だから、厄介ごとはゴメンなので、ビクターを放置する。
可愛そうなビクターは、空港をうろうろするけれど、助けてくれる人はいない。
警備局局長からもらった食事券も無くしてしまう。
ということで、ご飯が食えない!
でもビクターはくじけない。
ターミナルに散らばったカートを戻すと少しお金が貰えるので、職員かってくらいカートを引き連れて少しのお金を得る。そしてハンバーガーを買って食べる。
昔の日本ではビンを集めて、お店に持って行くと10円くれた。ちょうどあんな感じ。
でもカート集めの仕事は本当の職員に奪われてしまう。
振り出しに戻ったビクターは、なんとかアメリカに入れないかと、入国審査カードを書き続ける。でもパスポートがない、パスポートが使えない、と突き返される。
それでもビクターはくじけない。
そんな中フライトアテンダントの美女アメリアと出会う。
アメリアの彼氏は既婚者のクズ野郎だけど、それでもアメリアは彼が大好き。
ビクターはアメリアと仲良くなる。
そのラブロマンスにもドキドキする。
恋は結ばれるのか?二人はどうなるのか?
さらにビクターは空港の補修中エリアに住み込み英語の勉強を始める。
そしていつの間にか英語ペラペラになってしまう。
「レッド!グリーン」「あなた、ここにいた」という片言の英語はもうない。
コミュニケーションを円滑にとれるようになったビクターは、補修中エリアの壁を暇だからと直してしまう。
そしたらもう大工さんに気に入られて、働き出してしまうのだ
ビクターはくじけない。
いつしか空港の職員はビクターを好きになり、慕うようになる…。
ラスト
アメリアのコネで手に入れた一日ビザで(不法に)アメリカ入りしたよ!
でもアメリアとは結ばれなかったよ!
最後に友達になったジジイが、モップを持って離陸する飛行機に特攻していくシーンは笑えました。
そうやって人々の気を引いているうちに、ビクター空港を出るんだ!っていう事なんですけど。
危ないのなんのって。
シュールで笑えるんですけどね。モップで飛行機止めるって。
でも感動のシーンでもあるのです。
実話?モデルは?
映画ターミナルは実話ではありませんが、モデルとなった人物がいます。
それは1988年からパリのシャルル・ド・ゴール空港で18年も生活したイラン人、マーハン・カリミ・ナーセリーだと言われています。
しかしDVDや公式ウェブサイトにはナーセリーの名は登場しません。
ロケ地は?
非常に広い空港内。ロケ地はどこでしょう?
じつはあれあ全て巨大なセットで撮影されているんです!
さすがハリウッド(;’∀’)
映画では吉野家がちらりと登場しましたが、本物のケネディー空港には「吉野家」はないそうです。
外観はカナダ空港で撮影されたそうです。
キャスト
トム・ハンクスが可愛い。
たくましく成長してスーツを着るシーンはかっこいい。
彼の人柄が存分に生かされた役所です。
やっぱりトム・ハンクスは陽気でやさしい役が合うんですね。
悪役ができない、とも言えますが…。
アメリア役のキャサリン・ゼタ・ジョーンズも可愛いです。
嫌味な警備局局長スタンリー・トゥッチもいい演技で、存在感があって好き。
オカマの役が多い彼ですが、本作では特徴のないキャリア男を演じてます。
空港に住みたい!
羽田空港もそうですが、アメリカの空港はただただ広いです。
本屋、マック、高級レストラもあるし、スーツだって売ってます。
小さな町みたいです。
こんなところに住めたら、楽しいだろうな。
まとめ
ちょっぴり切ない恋愛と、感動する人間ドラマ、シュールで笑えるコミカルさが満載の「ターミナル」
トム・ハンクスが好きでない方も楽しめるので、ぜひご視聴ください