原題:Alice in Wonderland 公開:2010年 上映時間:109分
6年前、映画館で2回見ました。なぜかって?それは後のお楽しみ!
ティム・バートン監督特有の不気味さと、不思議の国のアリスの世界観が絶妙にマッチしています。だから子供には少々怖いかもしれません。
ヴィレッジヴァンガードなんかで、用途不明の変な置物とか買っちゃう人が好きなタイプの映画です!
アリス・イン・ワンダーランドのあらすじ
白ウサギと遭遇したことによって不思議の国へと迷い込んだアリス。そこは、美しくもグロテスクなファンタジーワールド。
アリスは、トゥィードルダム、トゥィードルディーや、赤の女王とその妹で慈悲深い白い女王たちに出会いやがてゴタゴタに巻き込まれていく…。
美しくもグロテスク!なんて素敵な言葉なんでしょう。大好物です。
しかしティムバートン監督ですから、やはり見る人は選ぶと思います。
ティムバートン監督の不気味さが大好物!という人は何度だって視聴できるでしょう。
あらすじを補足しておくと、アリスは以前に不思議の国に来たことがあるのですが、本人は記憶を無くしています。
なんか夢で見たわここ!気持ち悪っ!と思っています。
そんな中で自分が預言書に記されている「救世主」だと知らされ、赤の女王の支配から世界を解放するため、赤の女王と戦うことになるのです。
冒険ファンタジーみたいですね。でもその解釈でいいと思います。
アリスが道中で出会うキャラクター、盛だくさんのアクシデントは「冒険」といってもいいでしょう。
ただファンタジーというとご都合主義的な部分が多く見受けられるような気がします。本作の「アリス・イン・ワンダーランド」もそうです。
なぜそうなったのか?不思議の国だから!
なぜそうするのか?ここではそういうもんだから!
そうか、そういうもんかと受け取れる人ならある程度は楽しめるでしょう。
でもしっかりと緻密に練られた物語に魅力を感じる人は、「普通」という感想の域を出ないかと思います。
まあストーリーは期待しないでください。本作の魅力は他にありますから。
ここが魅力!
なんてったってティムバートンですから、魅力は個性的なキャラクターと映像美にあります。
パっと見で分かりますが、かなり変わったキャラクターが多いです。
どこかオカシイ、滑稽、変。でも愛着がわいてくるキャラクター達。
特徴的だけど愛されるキャラクターを生み出すという点では、ティムバートン監督は天才です。
「シザー・ハンズ」しかり、「ビートル・ジュース」しかり、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」しかり。
魅力的なキャラクターが多いのは、映画、マンガ、小説でも大事ですよね。
映像も美しいです。やはりお金をかけているだけありますね。
「映像が綺麗!」と評価している人も多いです。
ファッションも独特で可愛らしいので、ぜひとも注目してほしいです!
ラスト
すごいCGで作られたドラゴンの首を剣で切るよ!
生首コロコロ。
アリスの勝利!
まるでファイナルファンタジーのボス戦後の、イベントシーンを見ているようでした。
それにしても打ち首は酷いわ、アリス・・・・。
好きなシーン
ジョニー・デップ演じるマッドハッターが、両手をぱちぱち叩くシーン。
時間にして4秒くらい。
あまりにも可愛くて、可愛くて、そのシーンが好き過ぎて。
一回目を見終わったすぐ後に、また映画館に行きました。
バカですね。(ありがとうございます!)
キャスト
無名の女優ミア・ワシコウスカ 安藤瞳
本作「アリス・イン・ワンダーランド」では強くて逞しいアリスを演じています。可愛い!というより、かっこいい女性です。
ジョニー・デップ 平田広明
言わずと知れた、ティムバートンの良き相棒。というかこの二人タッグ組みすぎ。
ヘレナ・ボナム・カーター 朴璐美
赤の女王を演じてます。旦那はティムバートン監督。(2015年に破局)にしても自分の妻の頭をこんなに大きくして、映画を撮るなんて、ティムバートンはかなりの変態だ。
しかしこの二人、個人的に大好きだったので、破局のニュースはショックでした。
アン・ハサウェイ 深田恭子
白の女王を演じてます。可愛いけれど、その凛とした態度が怖い。全て白の女王が仕組んでいて、アリスたちは手のひらで踊らされているのではないか?という疑問さえ浮かんできます。
アラン・リックマン 土師孝也
芋虫役。ハリーポッターのスネイプが一番の有名役だが、本作では芋虫役。
でもアラン・リックマンの魅力の一つである甘くとろけるような「ミルクチョコレートボイス」は存分に堪能できます。
クリスピン・グローヴァー 藤原啓治
ハートのジャック役。鋭い眼光、甘いマスクが素敵。でも本作では生かされていません。
まとめ
ティム・バートンの魅力を味わえるアリス映画。
面白い!と思った方には続編もオススメします!!