原題:once 公開:2006年 上映時間:87分
街角で出会った男女がバンドを組み音楽を奏でる物語。
しっとりした、でも力強い音楽は最近のアイドル曲とは比べ物にならないくらい素晴らしいです。
ラブストーリーとして見ると35点だけど、ミュージックムービーとして見ると70点な映画です!
同じ監督でよりヒットした映画「はじまりのうた」の感想は下の記事で紹介しています
「once ダブリンの街角で」のあらすじ
ダブリンの街角で毎日のようにギターをかき鳴らす男(グレン・ハンサードは、ある日、チェコ移民の女(マルケタ・イルグロヴァ)と出会う。
ある日彼女にピアノの才能があることを知った男は、自分が書いた曲を彼女と一緒に演奏してみることに。すると、そのセッションは想像以上の素晴らしいものとなり……。
「once ダブリンの街角で」の感想
音楽がいい!
だけど、ストーリーがね…。ちょっとお粗末です。
プロミュージシャンの男は、街で出会った女性に掃除機の修理を頼まれます。
このヒロイン?の女性が中々ユニークです。壊れた掃除機を引きずりながら街を歩く様はかなりおかしいです。
しかもこの女性、男を自分の部屋に「上がってよ」と誘うのです。
そこで「お、いけるかな」と思った男がキスをしようとすると「なにすんのよ!」とキレます。
ええーーー!!って感じですよ。部屋に誘っておいて、キスダメなんて。
この女性かなりユニークです。
翌日仲直りした二人は、一緒に音楽を奏でてみる。
そしたら心地いいのなんのって。
まるでセッションするために生まれてきたような二人は、他のバンドメンバーも加えて、音楽を生み出していく。
とても楽しそうに演奏をする二人の笑顔は、ラブストーリーっぽいさ全開です。
ラスト
しかし!!二人は結ばれません!!
女には子供と別居中の夫がいたのですが、結局最後によりを戻すから!
男も男で別れた彼女と連絡を取ります。最後の最後で。
結ばれないのはいいんですよ。でも、女は子供が大事で、夢は追わない。男は音楽の夢を追う、という終わりでいいんじゃないのって思いました。
他の異性の存在を最後ににおわせる必要があったのかなーと。
まあ「once ダブリンの街角で」において大事なのはミュージックですから。
サントラ
劇中では波のように穏やかで、でもメッセージ性の感じる音楽が流れます。
サントラも発売されていますね。
私のオススメはテーマ曲といってもいい「Falling Slowly(フォーリング・スローリー)」と「When Your Mind s Made Up(ホェン・ユアー・マインズ・メイド・アップ)」です!
何度聞いてもいい曲です(‘∀’)
オリジナルサウンドトラックはアマゾン、楽天などで購入できます。
新作「シング・ストリート」
本作の監督ジョン・カーニーの最新作「シング・ストリート」は現在公開中です!
好きな女の子を振り向かせるためにバンドを組んだ少年の恋と友情を、1980年代ブリティッシュサウンドに乗せて描いた青春ドラマ映画となっています。
「シング・ストリート」は音楽もそうですが、ストーリーもおもしろそうですね!
「once ダブリンの街角で」より親しみやすい内容となっています。
友達やカップルでの視聴をおすすめします!
まとめ
「once ダブリンの街角で」は大人向けの音楽映画!
恋愛要素はちょっとだけ