原題:PADDINGTON 公開:2014年 上映時間:97分
とても可愛らしい喋るクマさんが、ロンドンへ行って家を探す!!
でもクマをはく製にしたい学芸員のお姉さんがやって来て…。
どうなる熊のパディントン!?
そんな感じのお話しです。子供向けですが、大人でも笑えるシーンは多いです。
CGも申し分無いので、きれいな映像に仕上がってます。
上映時間も97分なのでサクサクっとご覧になれますよ!
パディントンあらすじ
ある日、大都会ロンドンのパディントン駅に、真っ赤な帽子がトレードマークの小さなクマが降り立つ。
南米ペルーの奥深いジャングルから長旅の末ようやくイギリスまでたどり着いた彼は、右も左もわからない状態だった。
思い切って丁重な態度で通行人に語りかけるものの、言葉を話すクマに反応してくれる人はおらず……。
しゃべる熊という点がまず驚きですよね。
人間はこの動物をどう認識しているんだろう?とワクワクしていました、蓋を開けてみると「え?」となりました。
パディントンの世界ではしゃべる熊は不思議な存在ではないようです。
「まあ、アナタ喋るのね!」そんな程度の驚きしか人間は見せません。
じゃあ他に喋る猫とかいるのかなー、なんて思ってしまいました。
マーマレードが大好きな熊は、イギリスのパディントン駅でブラウン家の人々に拾われます。そこでパディントンという名をもらいます。
ブラウン家は、
優しいけどちょっと変わったお母さん。
几帳面でまじめすぎるお父さん。
なんでもキモイキモイ言うお姉ちゃん。
メカが好きな弟くん。
イエーイなクレイジーおばあちゃん。
で構成されています。
お母さんはパディントンに優しくしますが、ほかの家族は「なにこの熊、うざ」って対応です。
そりゃそうです。
パディントン、「ですます口調」の口だけはちゃんとした熊ですが、かなりのトラブルメーカーです。
ブラウンの大きな家を「わあ、こんな素敵な家を僕にくれるんですね!」なんて言ったりします。いやいや、泊めてくれるだけだから。
文字を読み書きできるのに、人間界の礼儀やルールはあまりよくわからないパディントン。
お風呂場を壊して家を水浸しにするし、お父さんの歯ブラシで耳掃除するし、かなりヤンチャです。
お父さんが「あの熊を市役所に連れていけ!」と怒るのも納得です。
しかしパディントンのおかげで、ブラウン家はまとまり、笑いが絶えなくなるのも事実でした。
ラスト
パディントンを剥製にしたい学芸員のきれいなおねーさんが、パディントンの命を狙います。
ブラウン一家は力を合わせパディントンを助け、学芸員のおねーさんは警察へ。
最後、パディントンはブラウン家に温かく迎えられます。
屋根があるだけが家じゃない、家族のいる場所が家なんだと気づくパディントンでした。
パディントン感想
正直、パディントンよりお父さんのキャラクターのほうが面白かったです。
女装をしたり、昔はヤンキーでバイクをふかしていたり…。
家族思いで、本作では一番欠かせないキャラクターだと思いました。
昔ペルーに来た冒険家のおじさんが僕に家をくれるはず、なんて思うパディントンはちょっとズレてるように感じました。
誰かパディントンに言ってやれよ。「お家をポンとくれる人間なんてそうそういないよ」と。
ラスト、ブラウン家がパディントンの新しい家族になるというオチはなんの捻りもありませんが、そこまで気にならなかったです。
家族向けの心温まるストーリーの王道って感じですね。
ただ気になったのは「ロンドン押し」が強いこと。
ロンドンが舞台なので当然ですが「ロンドンはいい街!いろんな人を受け入れてくれる!優しい人がいっぱいだよ」なんて言葉が聞こえてきました。
いろんな人を受け入れる優しい人たちって…。
とにかくロンドン押しが強い映画でした。
吹き替えが…
字幕だとパディントンの声が大人すぎるので、吹き替えで視聴しました。
パディントンの声は松坂桃李だそうで、意外とハマリ役でした。パディントンは子供の可愛い熊だと思っていたので、少し大人な声や設定に驚きましたけど。
お父さん役の古田新太さんも違和感がなかったです。
お母さんも違和感はなかったかな。
ただし、お姉ちゃん!お前だけはダメだ!
棒読み、ではありませんが、すごく浮いていました。
抑揚がないというか…。
どうやら三戸なつめさんが声を当てていたそうで。
あまり上手とは言えない三戸なつめの演技に、正直冷めてしまいました。
まとめ
熊が可愛らしい家族で楽しめる映画「パディントン」!
面白いシーンもあるけれど声優で冷めちゃったので、気になる人は字幕で見ることをおすすめします。