原題:Hoodwinked 公開:2007年 上映時間:81分
内容を忘れたころに見たくなるCGアニメ映画です!
童話赤ずきんちゃんをモチーフしていますが、フタを開けてみればビックリ!まるでサスペンス映画を見ているようでした。
おおかみは悪い奴なのか?おばあちゃんの秘密とはなんなのか?町中の美味しい料理レシピを盗んだ犯人は誰なのか?
最後まで飽きずにドキドキしながら見ることができました。
そこでこのページではリトルレッドのあらすじ、感想、吹き替えについて紹介します
リトルレッドのあらすじ
森一番のお菓子作りの名人であるパケットおばあちゃんの家で、孫娘のレッド(赤ずきんちゃん)がオオカミに襲われる事件が発生。
そこに突如現れたのは斧を持ったアホ木こりで…。おばあちゃんはクローゼットに閉じ込められているし、何がどうなっているのかてんやわんや!!
現場へ駆け付けたカエルの探偵ニッキーは、森中のお店からお菓子のレシピを盗み、森を危機に追い込んでいる“レシピ泥棒”事件との関連性を見いだします。
赤ずきんのレッドやおばあちゃんは、オオカミがレシピ泥棒だと言います。
森の中でレッドに声を掛けたり、脅かしたからです。
しかしオオカミは新聞記者で、独自にレシピ泥棒の調査をしていました。
そこで狼はおばあちゃんが実はレシピ泥棒と言い張ります。
町中の美味しい料理のレシピを独り占めするため、レッドを使って盗みをさせているのがおばあちゃんだと言うのです。
カエル探偵はおばあちゃんのイレズミに気づき、ただ者ではないと察します。
そうです。実はおばあちゃんは編み物やのど自慢がキライなちょっと変わったおばあちゃんだったのです。
好きなものは刺激!!アクティブすぎるおばあちゃんの趣味はスキーやスカイダイビングでした。
なんてクレイジーなおばあちゃん。いかしてるぜ!!
まっちょでアホな木こりは役者を目指していました。
しかしアホなので森の木をバンバン切り倒し、事故っておばあちゃんの家に窓から突撃したのです。
では本当のレシピ泥棒は誰なのか・・?
犯人は登場人物全員の話にちょこっと顔を見せているウサギちゃんでした。
リトル・レッドのラスト
ウサギちゃんはレッドを縛り上げ、壮大な計画を遂行しようとします。
しかしおばあちゃんたちがレッドを助け、ついでにウサギちゃんも捕まえ大手柄。
かくして盗まれたレシピは村の人々に戻り、レッドもおばあちゃんもオオカミも、カエル探偵も仲良しになるのでした!
終盤は少し急ぎ足でしたが、うまくまとまっていると思います。
なにより疑いあっていたキャラクターが仲良しになるのは良かったです。
まさしく大団円!って感じです。
リトル・レッドの感想
まず言わせてください。
3Ⅾアニメーションが怖い!!!
特に赤ずきんレッドの顔!なんですか、あれ。怖いですよ。
いかにもパソコンで作りましたって顔してます。
オオカミやおばあちゃんは全然怖くないんですけどね。
レッドの不気味ささえクリアしたら、あとは楽しさだけが残ると思います。
劇中ではディズニーっぽく歌が入ります。
ウサギが歌ったり、レッドが歌ったり、かなり賑やかです。そこは子供向けっぽいですね。
BGMの曲も最高に映画にマッチしていて良かったです。
しかしディズニーとは本作「リトル・レッド」は違います。
だって本作では普通に「ババア」とか「クソ」とか言いますからね。
「やった!ババアが焼いたババアクッキーだ!」なんてディズニーではありえませんものね。
その口の悪さや、キャラクターのちょっとした小言が本作の魅力です。
大笑いするシーンは無いかもしれませんが、クスっとさせるシーンは沢山あります。
だから飽きずに最後まで見れたのでしょう。
吹き替えキャスト
レッド:上野樹里
ヘタでもなければ上手くもない演技でした。
いつもの上野樹里って感じです。
オオカミ:加藤浩次
乱暴さがピッタリでした。でも声がガラガラで何を言っているのか分からないシーンも…。
ニッキー:ケンドーコバヤシ
パケットおばあさん:小宮和枝
カーク:岩崎ひろし
ボインゴ:関智一
グリズリー署長:福田信昭
ビル刑事:清水明彦
トゥイッチー:落合弘治
まとめ
黒澤明の「羅生門」みたいな物語!
「リトル・レッド」は誰がどんな人物なのか知れば知るほどワクワクできる、80分ちょっとの映画です!