親を亡くした少年と、ちょっと変わった少女が駆け落ちして、島の人たちを混乱させるちょっと意味不明な映画「ムーンライズ・キングダム」
いろいろとツッコミどころは多いのですが、単純に面白くありませんでした。
少年と少女のプチ冒険、小さな恋がテーマのようですが、メッセージ性もないし、エンタメ的楽しさも感じませんでした。
なぜ評価が高いのかサッパリです。
ただただ肌に合わない映画でした…。
ムーンライズ・キングダム映画情報
タイトル | ムーンライズ・キングダム |
原題 | Moonrise Kingdom |
公開 | 2013年 |
上映時間 | 94分 |
ムーンライズ・キングダムあらすじ
1965年、アメリカ・ニューイングランド沖に浮かぶ小さな島。家庭に恵まれず世界に自分の居場所がないと感じている12歳の少年サム。
サムは所属するボーイスカウトのサマー・キャンプ中に置き手紙を残し、姿を消してしまいます。一方、厳格な父と口うるさい母に辟易していた同い年の少女スージーも両親の目をかいくぐり、家を飛び出します。
1年前に出会い、瞬く間に恋に落ちたサムとスージー。2人は1年にわたって文通を続け、入念な駆け落ちの計画を練り上げていました。
草原で落ち合った2人は、手をとって秘密の場所“ムーンライズ・キングダム”を目指します。
一方、シャープ警部やボーイスカウトのウォード隊長、スージーの両親ら島の大人たちは2人の失踪に気づき大あわて。
逃亡中スージーはボーイスカウトの男の子をハサミで刺すし、スージー母と警部は不倫しているし、いろいろとごちゃごちゃしています。
大人の手から逃げた二人は海岸でキスをして愛を確かめますが、結局は大人に見つかってしまいます。
しかしサムに両親が居ないと知って急に優しくなったボーイスカウトが脱走を手助け。
サム、スージー、ボーイスカウトの連中は隣の島のボーイスカウトキャンプへ。
そこにちょうど大型台風がやってきて、キャンプは壊滅。
それでも逃げようとするサムとスージーを警部が説得します。
そして説得されちゃう二人。
最後に親のいないサムは警部に引き取られ、島に住むことに。スージーの傍にずっとい続けられるサムでした。
はい、ハッピーエンド!!!
ムーンライズ・キングダム感想
はい、二人は幸せ良かったね。
ってそんなワケあるかーーー!!!
今までさんざん色んな人に迷惑かけましたが、サムは警部に引き取られ、居場所を見つけました!ってか。大好きなスージーとも一緒に居られますってか。
もうほんと意味が分からないです。
二人が逃亡中、かわいい犬も意味なく死んじゃうし。
スージーはハサミで男の子を刺してケガさせるし。
警部とスージー母は不倫してるけど、まあ人生って間違いもあるし、好きなのは止められないわ…って感じでうやむやになるし。
サムとスージーはフレンチキスしちゃうし。「固いのが当たってるわ」なんて言っちゃうし。
完全に大人っごっこです。
私は、12歳の大人ごっこって甘酸っぱいわ~、とはならないです。
サムに両親がいないと知った大人たちは急に優しくなるし。
親を亡くしたから、こんなむちゃくちゃなことをしているんだね、って誰もが納得してしまうのはどうなんでしょう。
あまりにも「親がいない」ことを強調しすぎです。
親のいない、子供だから、多少のバカも許してやってよって?
最後に警部がサムを引き取る理由もいまいちわかりません。
サムと警部はちょっとお喋りをしましたが、心を通わせるシーンは特になかったです。
ほんとキャラクターや展開がゴチャゴチャしてて、90分がとても長く感じました。
字幕も変!
日本語字幕もおかしかったです。理解できない文がチラホラありました。
「私が福祉よ」←??
「見られているような気がしているわ」←普通なら私が主語ですが、文脈が合わないのでなんのこっちゃです
私の理解力が無いのでしょうか。
伝わらない文や言葉が他の映画より多かったです。
ムーンライズ・キングダムのキャスト
サム ジャレッド・ギルマン
スージー カーラ・ヘイワード
シャープ警部 ブルース・ウィリス
ウォード隊長 エドワード・ノートン
スージー父 ビル・マーレイ
スージー母 フランシス・マクドーマンド
まとめ
最初は期待して見ていましたが、主人公たちのワガママで自分勝手な態度に最後は辟易しました。時間の無駄映画でした。
少年少女の甘酸っぱい恋が好きな人には楽しめるかも!