原題:I, Robot 公開:2004年 上映時間:105分 ジャンル:SF
原典はアイザック・アシモフの短編集『われはロボット』です。
物語の中心となるのは、ロボットが最も大切にしなければならないルール「ロボット三原則」。本記事ではこれについても紹介しています。
あ、ストーリーはそんなにく難しくないし、科学用語なんて出てこないので、子供でも楽しめますよ!
深く考察もしないので、気軽に読んでもらえたら嬉しいです。
アイロボットのあらすじ
ロボットとの共存が当たり前となった近未来で、ロボット工学の第一人者ラニング博士が(ジェームズ・クロムウェル)が自殺をする。
しかしシカゴ市警のスプーナー刑事(ウィル・スミス)はただの自殺ではないと気づく。
そして博士の部屋にいた自我のあるロボット。
博士は自殺なのか、それともロボットが暴走して博士を殺したのか??
いやー、好き。容疑者の一人にロボットがいる、というのはワクワクしますね!
そもそもロボットが人を殺したらそれは殺人に値するのか?
考察どころがいっぱいで何度見ても面白いんですよねー。
人間を守るというロボットの解釈が歪んでしまい、
「人間という種を守るために我々が人間をコントロールしよう」とロボットたちが考えだすシーンとか、背筋ゾクゾクしますよ。
ロボット三原則
この時代のロボットは完全に制御されています。
自我など無く、人間の命令を忠実に守ります。
そんな全ロボットが守るべきルールを「ロボット工学三原則」と言いま。
内容はこんな感じ。
1.ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
2.ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
3、ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない
しかし!!!
この三原則を破る?自我のあるロボットが発見されるです。
名前はサニー。
顔かたちは他のロボットと同じでリアルです。
そんなサニーはなぜ生まれたのか?
博士を殺したのか?
物語には謎が多く含まれています。
アイロボットのラスト
簡単に言えば、首謀者はマザーコンピューターです。
人工知能の親玉がロボットのプロトコルを改ざんして、反乱を起こしていたのです。
てっきり人間が犯人だと思っていたので、この結末にはびっくりです。
想像を斜め上を行っていました…。
人間を殺すのは人間だけ、という先入観があったので気持ちよく騙されてしまいましたが、SF好きな人、勘のいい人は真相に気づくかもしれません。
最後はスプーナーとサムが協力してマザーコンピューターを破壊するというエンディングです。
結末、アクションともにスッキリ爽快です!
ここが好き!
ロボットと人間の違いはなんぞや?
ロボットに人権はあるのか?
考え出したら止まりません。
もしロボット集団が暴走して人間を襲いだしたら、と想像するとドキドキします。
ロボットを支配するのではなく、共存する世界は案外近いかも??
こんな人におすすめ
考察すべき余地は多いですが、難しい内容ではありません。
私が初めてこの映画を視聴したのは中学生だったかな。
なので中高生でも楽しんでご覧になれるかと。
SF要素もたっぷりですが、ミステリー要素もたっぷりなので、いろんな人にオススメできます!
まとめ
ロボットの顔がリアル! だからロボットが次々と死ぬシーンはすごく気分が悪くなりました。
手足がちぎれたりね…。
もちろん血は出ませんが、私には十分グロかったです。
ウィル・スミスはムキムキでかっこ良かったです。