公開:2006年 上映時間:119分 原作:江國香織「間宮兄弟」
コミカルでのんびりした邦画らしい映画「間宮兄弟」。
30代になっても仲良く同居し続ける兄弟が、ちょっとした日常に幸福を見つける物語なんですが、兄弟のいない私にはイマイチぴんとこない作品でした。
感想にはかなり否定的な意見を書いています。
あらすじ
ビール会社の商品開発研究員の兄・間宮明信(佐々木蔵之介)と小学校校務員の弟・間宮徹信(塚地武雅)は、30歳を過ぎても仲良く同居生活を送っていました。
兄弟は女性から恋愛の対象として見られることはなく、ありふれた日常にささやかな歓びを見つけ楽しく暮らしているのです。
しかし、そんな彼らにもいよいよ恋の予感が!
なんと兄が、本間 直美という女性をカレーパーティに誘うのです。
なんでカレーパーティなんでしょう。しかも誘った女性が行きつけのレンタルビデオ屋で働く女子大生ってとこが、ひえ~となりました。
弟の方は、学校の先生をしている女性葛原 依子を誘います。
返事はオッケー。
驚きですね。女性たちは30代兄弟の生活に少なからず興味があるみたいです。
みなさんは興味ありますか?
カレーパーティは成功します。ゲームも盛り上がります。
でも残念なことに、二人とも彼氏がいたのです。
兄弟、トラブルに巻き込まれる
夏休みが終わったあと、兄は会社の先輩の不倫騒動に巻き込まれます。
なんでも「不倫相手と一緒に居たいから妻と離婚したい、その話し合いに同席して欲しい」とか。
人のいい兄は同席しちゃいますが、居心地が悪く早々に退席。
そりゃそうです。浮気された妻が離婚したくないの一点張りなんですから。擁護も何もできるわけないんですよ。
兄が家に帰ると、しかしそこに弟はいませんでした。
なんと弟はぼったくりバーで女性と話しこんでいました。
で、請求された金額は10万円。飲んだものはコーヒー牛乳だけ。
兄は弟をハグして慰めます。
間宮兄弟のラスト
兄弟は意中の女性にふられます。
今年のクリスマスも二人だね、と笑いあう兄弟。
何も残らない映画でした…。
感想
厳しい!色々厳しいです。
119分もだらだらした日常を見せられるのはキツイものがあります。
原作小説はきっと面白いのでしょう。
しかし映画という映像にして見ると…、色々無理があります。
おっさん二人が布団を並べて寝たりとか、イライラしている弟のためにおにぎりを作る兄とか。
天然兄弟かわいい~、ほのぼのする~、なんて本作のレビューを見かけますが、わたしは正直気持ち悪いという印象しか残りませんでした。
すいません。
弟役の塚地武雅(ドランクドラゴン)さんの演技もイマイチでした。
しかしそれより最悪なのは北川景子です。
彼女、とてもキレイだとは思いますが、演技が下手すぎます。
棒読みにも限度があるでしょう。
最近彼女がでているドラマを見ましたが、あまり成長していませんでしたね。
顔はきれいでしたけど。
ロケ地
間宮兄弟のロケ地はサッポロビール静岡工場、立石仲見世商店街・立石駅通り商店街ほか。
設定は仙台になっていますが、実際は静岡でのロケが多いようです。
キャスト
間宮明信(佐々木蔵之介)
間宮徹信(塚地武雅 ドランクドラゴン)
葛原依子(常盤貴子)
本間直美(沢尻エリカ)
本間夕美(北川景子)
大垣賢太(高嶋政宏)
安西美代子(岩崎ひろみ)
浩太(佐藤隆太)
大垣さおり(戸田菜穂)
監督 森田芳光
まとめ
邦画にありがちなほのぼの展開が苦手な私には、非常に退屈でした。でもこの映画が大好き!という方も沢山いるので、合う人にはどんぴしゃ合う映画です!