原題:KING SOLOMON’S MINES 公開:1985年 上映時間:100分
みんな大好きアドベンチャー映画!
ポスターがインディジョーンズっぽいのはご愛嬌!
(アルマゲドン2016みたいなノリ)
B級映画の域を出ない作品なのですが、好評だったので続編が作られたというから驚きです。
あらすじ
ソロモン王の秘宝が眠るというアフリカの奥地ドンゴラへ旅立った考古学者ヒューストン教授が行方不明になってしまう。
娘ジェシーは父を捜すため、秘宝を求めて旅する冒険家アラン・クォーターメインをガイドに雇う。
野性的なクォーターメインとウマが合わないジェシーは衝突しながら現地へと向かうが、食人族や猛獣の脅威に次々と襲われる。
さらに、秘宝の情報を持っている博士を誘拐した謎の集団にも狙われてしまう。
男前な冒険家×美女の構図はアドベンチャー映画ではありがちですよね。
反発しあう男女は、冒険を経ることで親密になっていく…。
ほんとそこだけ聞くとインディージョーンズみたいです。
しかし!
予告編をちらっと見た方は分かるかと思いますが、映像、演出がかなりチープです。
爆破シーンやアクションシーンはあるにはあるのですが、ちゃんと緻密に計算されているのかと言うと、ノーです。
1980年代だから、映像や演出は安っぽくても仕方ないんじゃない、と思わなくもないですが、本家インディージョーンズは1981年に第一作が公開されています。
ちなみに二作目のインディ・ジョーンズ/魔宮の伝説は本作とだいたい同じ年である1984年に公開されています。
インディーの人気にあやかって、低予算でアドベンチャー映画を作ろうという、作り手の考えが透けて見えるところがすごく残念です。
でも評価は悪くない!
そうは言っても、本作「ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝」の評価は悪くないのです。
その要因は二つあります。
その一つが音楽です。
作曲を担当したのがジェリー・ゴールドスミスという男性なのですが、映画ハムナプトラ、追跡者、ランボーの音楽なんかも担当している、知る人ぞ知る巨匠であります。
テーマ音楽もやはりインディジョーンズっぽさはあるのですが、アドベンチャー感満載で、映画にとてもマッチした曲に仕上がってます。
冒険活劇らしく、ドキドキワクワクさせてくれるメロディーです。
二つ目は女優シャロン・ストーンです。
とても茶目っ気のある彼女は本作でのヒロイン役を演じていますが、ほんと可愛いらしいです。
キャーキャーうるさいのは、まあアドベンチャー映画なので仕方ありません。
主人公にも負けない活躍を見せるシャロン・ストーンにも、大注目です。
まとめ
よく映画ネタで使われる、アドベンチャー映画ってこんなシーン多いよね、って場面が盛りだくさんです。
部族の人に追われたり、やたら爆発が起きたり、ちょこまかとギャグを盛り込んだり…。
なので「ロマンシング・アドベンチャー、キング・ソロモンの秘宝」は、物語や演出に囚われずに見ることができたら、とても楽しめる映画です。