公開:2014年 上映時間:119分
佐々木蔵之介主演の時代劇!!
彼が映画の主演を務めるのは「間宮兄弟」以来、8年ぶりです。
時代劇とはいいつつも、エンタメ物語なので来場した観客には女性や子供が多かったとか。
時代考証のしっかりしたお堅い映画ではないので、多くの人が気軽に楽しめる内容となっています!
このページでは超高速 参勤交代のあらすじ、感想を紹介します。
あらすじ
舞台は江戸。八代将軍・徳川吉宗の時代です。
小藩・湯長谷(ゆながや)藩の藩主・内藤政醇(まさあつ)は、1年間の江戸での勤めを終えて湯長谷に帰ってきました。
しかし江戸家老・瀬川が内藤まさあつの元にやってきます。
瀬川は通常でも8日かかり、さらに莫大な費用を要する参勤交代を「5日で行え」といった内容の命令書を見せるのです。
それは瀬川と手を組む、老中・松平信祝の陰謀でした。
従わなければ湯長谷藩が取り潰されてしまう。
藩主内藤まさあつは民を守るため、めちゃくちゃな参勤交代を受け入れるのです…。
知恵を絞れ!
藩主内藤まさあつは、家老・相馬に何かいい案はないかと聞きます。
もちろん大所帯で江戸へ行くお金なんてありません。
そこで一つの案が出ます。
それは少人数で山中を走り抜けて、幕府の監視のある宿場だけに現地の日雇い人を雇って、大名行列を組むというものです。
やるゥ!
しかし陰謀を企む老中・松平信祝は刺客を仕向けてきます。
一行はなんとかトラブルを切り抜けますが、藩主・内藤まさあつがけがをしてしまいます。そこで家老・相馬と藩主・内藤は二手に分かれます。
藩主、飯盛女と出会う。
内藤は旅館でお咲という名の飯盛と出会います。
お咲の苦労に自分の過去を重ねた内藤は、彼女を旅館からもらい受けることに。
二手に分かれた家老・相馬と藩主・内藤は行き違いになったりとバタバタしますが、むかし飢餓の時に助けた本家・内藤政樹の大名行列がお返しにと助けてくれます。
ラスト
江戸に入った内藤達を襲うのは、松平信祝の忍び衆です。
でも湯長谷藩には猛者が集っています。負けるわけがありません。
そうしてようやく江戸城に入った内藤まさあつを出迎えるのは、松平信祝とそのさらに上である老中首座・松平輝貞でした。
内藤まさあつが「我が藩で取れるのは金鉱ではない」と告げると、
老中首座・松平輝貞は信祝の陰謀に気づき、彼を罷免します。
ラスト、お金のない彼らは、また山中を走って帰ることになりました。
感想
予告編が面白そうだったので、視聴しましたが、面白かったです!!
文字だけのあらすじだと退屈な映画に感じますけどね。
民に愛される藩主を演じる佐々木蔵之介が、閉所恐怖症でトイレのドアを閉められないないシーンや、家老を演じる西村雅彦のつっこみなど、コミカルで笑えるシーンが多いです。
たまに現代の言葉が出てきたりするのは、歴史映画的にどうなのかという意見もありますが、私はあまり気になりませんでした。
逆に難しい言葉ばかりでは見ていて疲れます。
内容を考えても、あまりがっちりした時代映画にする必要はないと思うのです。
だから「超高速!参勤交代」は時代映画が苦手な人でも、気軽に楽しめるんです。
だからといって笑えるシーンばかりでもありません。
江戸への道案内をする段蔵の心変わりなど、感動する場面もあります。
泣くほどではありませんが、そういったシーンが観客を飽きさせなのかなと思います。ごちゃごちゃしすぎと言えばそかもしれませんが。
殺陣のシーンはかっこいいです。何度も見たくなります!
続編「超高速!参勤交代リターンズ」
続編「超高速!参勤交代リターンズ」は9月10日公開です!!
キャッチコピーは「金なし、人なし、時間なし。おまけに帰る城もなし!?」
なんと湯長谷藩で一揆が起こってしまったのです!!
これは早く帰らないといけないぞ…。
しかしお金は無いし、大名行列を披露できるだけの人も居ない…。
そうこうしているちに城が乗っ取られてしまい…。
果たして彼らは城を取り戻し、民を守ることができるのか!?
気になる方は劇場へゴーですよ!
まとめ
「超高速!参勤交代」はいろんな要素を詰め込み過ぎてごちゃっとした脚本だし、口調もやりすぎだし、エンディング曲なんて最悪ですが、歴史の知識がなくても楽しめるエンタメ時代劇映画に仕上がっています!!