「オーシャンズ11」をオール女性キャストでリブートした映画「オーシャンズ8」
中心となるのは前作の主人公ダニーオーシャンの妹デビーです。
映画館で鑑賞しましたが、とっても面白かったです!!!
開始5秒でオーシャンズの世界に浸れて、私の心をまんまと盗んでいきました
女性8人が主人公であり、ジェンダー論的に見ても興味深いオーシャンズ8
ということで、このページでは映画「オーシャンズ8」のあらすじ、感想、キャストを紹介します
作品情報
タイトル | オーシャンズ8 |
原題 | Ocean’s Eight |
上映時間 | 110分 |
公開年 | 2018年 |
製作国 | アメリカ |
オススメ度 | [jinstar4.0 color=”#ffc32c” size=”16px”] |
オーシャンズ8のあらすじ
出所時の面接で「二度と犯罪はしない。普通の生活を送りたい」と言っていたデビーだったが、出所後次々と服飾品を盗み出していった。
デビーはファッションの祭典、メットガラで高級な宝石を一挙に盗み出すという計画を立てていた。
壮大な計画を実行に移すべく、デビーは次々と仲間を見つけていったが、彼女の目的は単に宝石を盗み出すことではなく、自分を刑務所にいれた元カレにやり返すことだった
かくしてデビーは宝石を盗むため、そして元カレを刑務所にぶち込むため計画を実行する!!
オーシャンズ8の感想
オーシャンズシリーズはとっても大好きで、1年に2回は必ず視聴しています
世紀の大泥棒や詐欺師、エンジニアがチームとなって宝石を盗みだすストーリーは変わらずですが、主人公が女性8人というのは映画の歴史を見てもそうそう無いと思います
アメリカではイマイチな反応らしいですが、私はとっても楽しめましたね!
観客には強盗計画の7割しか見せず、ラストのネタ晴らしで3割を開示
びっくり驚きという構成はオーシャンズ11と変わらず、ちょっと見飽きた感はありますが、それでもドキドキワクワクしました
またオーシャンズ11の登場人物が2人も出ていたので、「おお!」と感動しました
最初から最後までエンタメ映画に仕上がっているので、ダレることなく楽しめたのも高評価です!
女性の犯罪チーム
オーシャンズ8の素晴らしい点は、女性たちが女性という1つのシンボルに囚われていないことです
それぞれが個として描かれており、絆を固めて計画にあたるので、過剰なジェンダーメッセージを感じることがありませんでした
とはいえ、本作には女性性のメッセ―ジがちゃんと込められています
(男を誘うだけの女性は登場しないとか)
監督やキャストの一人であるヘレナボナムカーターもパンフレットで映画界の女性について触れています
だからオーシャンズ8には女性という性別が持つシンボルへの主張があるのですが、そこばっかりに囚われないのでエンタメ映画として楽しむことができるんですね!
特に最高なのが主人公デビーとその右腕のルーです
自立した2人は対等に、知性と野心を持って計画に挑みます
ある種のバディ的な内容がまた面白かったです
2人が付き合っているとか、レズとか、そういう無粋なことは言いません
クールな2人が、クールに宝石を盗みだす
その物語を楽しむ映画なんですね
そして私が1番注目したのは大好きな俳優ヘレナボナムカーターです!
オーシャンズ8でのヘレナは、いつものヘレナで超キュート!
大きな目をぱちぱちさせる演技はハリーポッターを思い出しました
ヘレナボナムカーターって、変な役が多いいんですよね
本作でもちょっと変わったデザイナーを演じています
しかし大胆不敵で、誰も想像しなかったファインプレーを見せるヘレナ
最高にかっこいい!!!
いつものヘレナ、でもいつもとは違うヘレナの演技が見れて最高でした!
ファッションが豪華!
化粧や宝飾品に興味が無い私でも、オーシャンズ8の煌びやかな世界にはどっぷりつかることができました
デビーたちが盗むジュエリーはカルティエのもので、本当のカルティエも映画の製作に協力しています
ハリウッドならではの「協力」ですよね
また豪華なジュエリーだけでなく、デビーたちのファッションも素敵!!
まるでファッションショーを見ているような気分になりました
ストリートでカジュアルなファッションから、フォーマルでクールなドレスファッションは、美術という面で映画をさらに魅力的にしています
オーシャンズ8を見終わったらオシャレしたくなること間違いなしです!
知っていると面白い!オーシャンズ8の豆知識
- カンヌ国際映画祭で審査委員長を務めたケイトブランシェット
映画祭では100人近い映画人と共に「女性はマイノリティではない」と宣言し、喝采を浴びた
- アメリファッション誌VOGUEの名物編集長アナウィンター
プラダを着た悪魔の鬼編集長のモデルと言われるファッション界の女帝が、本作に自身役として登場!
- 本作にはセレブがたくさん出演している
ケイティホームズ、セリーナウィリアムズなど
オーシャンズ8のキャスト
デビー・オーシャン – サンドラ・ブロック(本田貴子)
「しあわせの隠れ場所」「ゼログラビティ」に出演
本作では自信家なリーダーを演じる。息を吐くように物を盗む
ルー・ミラー – ケイト・ブランシェット(塩田朋子)
「ブルージャスミン」 「ホビット」に出演
本作ではデビーの右腕としてチームを支えます。ファッションがクール。どこでも足を広げて座ります
ダフネ・クルーガー – アン・ハサウェイ(甲斐田裕子)
「プラダを着た悪魔」「インターステラー」に出演
本作ではいかにもなセレブ女優を演じます
アミータ – ミンディ・カリング(釘宮理恵)
「シュガー・ラッシュ」「怪盗グルーの月泥棒」に声の出演
本作ではジュエリー職人を演じています
タミー – サラ・ポールソン(園崎未恵)
ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」映画「キャロル」に出演
宝石をさばく凄腕主婦を演じています
コンスタンス – オークワフィナ(杉浦慶子)
1番右の女性。日本公開の映画にはあまり出演していないので出演作は割愛
スケボーが得意なスリ師
ナインボール – リアーナ(村中知)
右の女性。超有名アーティストです
本作ではハッカーを演じます。マウスボールがビリヤードのボール
ローズ – ヘレナ・ボナム=カーター(高乃麗)
「ファイトクラブ」「ハリーポッター」に出演
落ちぶれたデザイナーで、ちょっとオドオドしている。デザイナー役を演じるにあたり、裁縫のレッスンを受けた
Claude Becker – リチャード・アーミティッジ
「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」にパイロットとして、映画「ホビット」にも出演
デビーの元カレで色男。
監督:ゲイリー・ロス
映画「ハンガー・ゲーム」で監督脚本を務める
オーシャンズ8のまとめ
オーシャンズ11の感動はないけれど、それでも見る価値があるオーシャンズ8
ファッション、音楽、食事シーン、全部が楽しい!!
鑑賞後は元気がでました!
開始5秒でオーシャンズの世界に浸れるので、未視聴の方はぜひ見てください
オーシャンズ11については『映画「オーシャンズ11」のあらすじ、感想!ネタバレあり』のページをチェック!