原題:Ready Player One 公開:2018年 上映時間:140分
スティーヴン・スピルバーグ監督による映画レディ・プレイヤー1の試写会に参加しました。
日本でお馴染みのアニメ、マンガのキャラクターが沢山登場するので、誰でも絶対楽しめる映画に仕上がっています!全員見て!映画好きも見て!
「タウ/TAU」ネットフリックスで見れるSF映画!あらすじ、ネタバレ感想予告編
あらすじ
いまから27年後の世界。
人類はゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールド[オアシス]に生きていた。そこは、誰もがなりたいものになれる場所。
無敵のヒーローやハーレークイン、キティにだってなれる夢の世界! ある日、オアシスの天才創設者からの遺言が発表される ーー
「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう」と。
突然の宣告に誰もが沸き立ち、56兆円をめぐって、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まった!
果たして想 像を超えた戦いの先に、勝利を手にするのは一体誰だ!
第1の試練
冴えない主人公ウェイドは叔母さんとそのヒモ男が唯一の家族。
世界は荒廃しているが、そこまでの絶望感はない。
ウェイドはオアシスに入り親友エイチと鍵を探す。はじめの試練はカーレース。
キングコングが襲いかかる中、ウェイドはアキラのバイクに乗った女性、通称アルテミスと出会う。
創始者が死んでから五年。誰もカーレースをクリアしていない。
どうすればクリアできるのかとウェイドは創始者博物館で彼の人生を辿る。
その中で、創始者の「後ろ向きに走ってもいいじゃないか」という言葉から、レースを逆向きに走ればいいと気づき、結果初めて鍵を手にする。
ウェイドの逆走する姿を見ていたアルテミスもゴール。ウェイドの友人エイチとダイトウ、ショウもゴールし鍵をゲットする。
鍵を手に入れたことでポイントが加算され!ウェイドは一位になる。
激オコ ノーラン・ソレント
世界第2位の大企業IOIもお金とオアシスの管理権欲しさに鍵を探している。
統括者はベンメンデルソーン演じるノーラン・ソレント。
お金と奴隷をフルに使い鍵とウェイド自身を探す。
ソレントはウェイドのアバターとウェイド本人を消す気なのだ。
ソレントは競争から手を引けと一応忠告するが、ウェイドは聞かない。
そのせいで叔母さんとそのヒモ男が死んでしまう。
多少の怒りを感じたウェイドはやはりオアシスはソレント達企業に渡すもんかと気合いをこめる。
第2の試練
鍵と一緒に手に入れた暗号を解読した一同は、映画シャイニングの世界に入る。
まるで本当にシャイニングの例のコテージに居るかのようだ。
双子の姉妹も登場する。
血の濁流にのまれたり、斧で殺されるかけるが鍵をゲット。
順位的には最初に鍵をゲットしたアルテミスが1位となる。
第3の試練
第3の試練は家庭用ゲーム機アリタのソフト「アドベンチャー」だ。
しかしソレント達IOIに先を越されてしまう。
ウェイドは生身のアルテミスと現実で合う。彼女は名前をサマンサといい、両親をIOIに殺されていた。
ウェイドとサマンサは互いを好きになり愛を育む。
エイチとも会うが、アバターと違いエイチは女性だった。ただしめっちゃ強そうなノリのいい黒人女性。
第3の試練場を強力なバリアで囲むソレントは、サマンサを捕まえ強制労働をさせる。(VRの中での労働。ただしヘッドセットは自力で外せないし、VR世界で殴られれば痛みも感じる)
ウェイドたちはソレントのVRにハックし入り込み、サマンサが囚われているVRボックスのセキュリティコードを聞き出す。
しかしサマンサは逃げだす事なく敵の本拠地にいる状況を利用し、第3の試練場のバリアを解除。
ウェイドは世界中の人々を鼓舞し、ソレント率いるIOI対世界のような構図になる。
戦争が始まり、みんながVR世界で戦う。
そしてウェイドが鍵を手に入れそうな時。
ソレントは最強アイテムを使いVR世界をリセットしてしまう。
そこにいたアバターが消えてしまったのだ!
ラスト
しかしウェイドは裏技でVR世界に残り、最後の試練をクリアして鍵をゲット。
3つ鍵をそろえた彼に、金のエッグが贈られる。
尊敬してやまない創始者ハリデーと会えたこともあり、ウェイドは涙を流す。
激おこソレントは現実世界でウェイドを見つけるが、彼の涙に銃を撃つことはできなかった。
最後、ウェイドはオアシスの管理権を仲間のサマンサ、エイチ、シュウ、ダイトウと共有する。
そしてVR世界オアシスに定休日を設け、現実世界もエンジョイしようと決め、恋人となったサマンサと甘い日々を過ごすのだった。
(創始者ハリデーとウェイド)
感想
面白かったー!!! すごく面白かったですこの映画!
なにが最高って映像ですよ!映像!
最終決戦でメカゴジラとガンダムが闘うシーンがクールでたまらなかったです!
しかもこのシーン、想像よりも長かった!
日本人俳優の森崎ウィンさんが日本語で「俺はガンダムで行く!」と言ったシーンも痺れましたね。あと笑えました!
サンリオキャラクターのキティちゃんもそこら辺歩いているし、スターウォーズやマリオカートの名前も出るし、2時間20分ずっと目と耳を集中させないといけません。
とにかくたくさんの人間がVR世界に接続しているので画面の端から端まで人だらけ。その人の群れにデッドプールやジョーカーたちが紛れているので探すのも大変です!
まあそこが何回も見たくなる要素でしょうけどね。
特にここがグッド!
なにより興奮したのがスタンリーキューブリック監督のシャイニングの世界に、ウェイドたちが入り込むシーンですよ(*´ω`)
シャイニングを見た事がある方は分かると思いますが、女の子が二人出てくるんですね。絶対会いたくない女の子たちですよ。
でもウェイドの友人エイチはシャイニングを知らないんで「御嬢さんたち、出口はどこ?」なんて聞いちゃうんです。
で、やっぱりエレベーターから血のように真っ赤な水が濁流となってエイチを飲み込む。ついでに斧で襲われる。
もう映画のまんまじゃないですか!
スタンリーキューブリックの映画シャイニングをVR世界で再現する、そんな物語を映画化して公開するなんて、スティーブン・スピルバーグ監督にしかできませんよ!!
それからホラー映画のチャッキーも登場していましたね!大企業IOIのスタッフたちをチャッキーがダウンさせるシーンは楽しかったです!
(ファッキンチャッキーとか言われてた。)
ロックな音楽とVR世界オアシスの綺麗な映像も最高にマッチしていました。
レディプレイヤー1はザ・エンタメ映画だ! と気づくのに少し時間がかかりましたが、それは物語のせいでしょう。
ここが残念…
陰謀渦巻く、巨大企業、現実世界での生死をかけた戦いだと思っていたので、もっとシリアスな展開もあるかと思っていたのですがなかったですね!
ウェイドのおばさんや、アルテミス(サマンサ)の両親は企業に殺されていますが、それほど企業を恨んでいるようには見えませんでした。
それより目先の恋愛が大事みたい。
アメリカの映画って絶対美人との恋愛要素を入れてきますよね。
無理やり感があってウェイドとサマンサのラブは正直萎えました…。
もっと紆余曲折あって結ばれるなら分かりますが、出会ってすぐ恋に落ちる感じがね…。
現実世界のキャラクターもはっきり言って浅いです。
ウェイドもサマンサもエイチもそう。
そこまでソレントや大企業へ恨みを持っているように見えないのに、言葉ではちくしょう!あいつらはダメだ!という。
確かにソレントは悪いことをしていますが、彼はギャグ担当でもあるので憎みきれないんですよね。むしろ観客はソレントが登場するとほっこりしてしまいます。
なのにオアシス市民vs大企業の構図が出来上がってしまう。
最後にオアシス世界に定休日を設けるのもなあ…(;’∀’)
オアシスこそが僕の世界!だったのに、恋人ができて現実世界が楽しくなるとリアルワールドも優先しなきゃね、となるのは、なんだか…。
いや恋人が出来たからというより、創始者のハリデーにリアルも大事だよと言われたからかもしれないけど。
ウェイドの心情が良く分かりませんでした…。
シリアスなのか、ギャグなのか、エンタメなのか、物語のバランスは悪いです。
でもそれを差し引いても、レディプレイヤー1は最高の映画に仕上がっています!
スト―リー重視派の人はイライラしてしまうかもしれませんが、アクションがすごいなら別にストーリーはいいやって方ならとても楽しめると思います!
ベンメンデルソーンが最高でした(*´ω`)
私の大好きな俳優、ベン・メンデルソーンが今回悪役のソレントを演じていたのですが、とても最高でした。
スーツが決まっているし、青い目は綺麗だし、よく怒鳴るし、それなのに弱そう!
というか(色々)弱い!
完全にギャグキャラになっていました。可愛い。
股間をけられたり、騙されたり、部下にビンタをされたり。
小心者と分かるシーンがいくつかあって、ほっこりしちゃいました。
劇場で一番観客を笑わせてくれたのは、ソレントかもしれません!
敵ボスというよりその腰ぎんちゃくって感じが好きになりました(*´ω`)
かわいそうなソレントがマジ素敵だったので、彼を見にもう一度レディプレイヤー1を鑑賞するかも。
登場するキャラクター
デロリアン(最強)、AKIRAのバイク(まじ最強クール)、ソニック、
指輪物語のガンダルフ(優しい目)、特攻野郎Aチームのバン、
ハローキティ(歩いてる)、ケロケロピッピ、
バットマンのハーレークイン(ジョーカーとデートしてた?)、キャットウーマン、
トゥ―ムレイダーのララクロフト、
ダンガンロンパの江ノ島循子、
チャッキー、(ファッキンチャッキー!)
デジモンアドベンチャーの主人公八神 太一、
デスノートのリューク、
トランスフォーマーのオプティマスプライム、バンブルビー、
メカゴジラ(ガンダムといい勝負でした!)
スターウォーズのミレニアム・ファルコン号(名前だけ?)
などなど。
ここでは書ききれないほどのキャラクター、機械が登場するのでぜひご自分の目で確かめてみてください!
(私もすべてのキャラを確認できていないので、もう一度見て確認したいです)
原作
レディプレイヤー1の原作は「ゲームウォーズ」という小説です。
映画には登場しなかったキャラも沢山登場するので、ぜひ読んでみてください~。
キャスト
監督:スティーヴン・スピルバーグ
ウェイド・オーウェン・ワッツ / パーシヴァル – タイ・シェリダン(KENN)
サマンサ・イヴリン・クック / アルテミス – オリヴィア・クック(坂本真綾)
エイチ – リナ・ウェイス(英語版)
ダイトウ – 森崎ウィン ※アバターモデルは三船敏郎(?)
ショウ – フィリップ・ツァオ
ノーラン・ソレント – ベン・メンデルソーン
アイロック – T・J・ミラー
オグデン・モロー – サイモン・ペグ
まとめ
映像技術の発展と、ディズニーにもOKを言わせるスティーブン・スピルバーグ監督にこの言葉を送りたい!!
レディプレイヤー1めちゃくちゃ面白かったです!!
楽しいエンタメ映画をありがとう!
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