原題:The Hunt for Red October 公開:1990年 上映時間:135分
アメリカ製。ショーンコネリーが主役の映画です。
軍事や諜報活動をメインとした小説を書く作家トムクランシーの本を原作として製作されました。
つっこみどころはありますが、映画独特の重厚さがかっこいいです。
このページではレッドオクトーバーを追え!のあらすじ、亡命した理由を紹介しています。
レッドオクトーバーを追え!のあらすじ
冷戦時代、チェルネンコ書記長政権下のソ連。
ムルマンスク港より原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」が出航する!
艦長はマルコ・ラミウス。
彼はソ連の体制に不満を持ち、レッド・オクトーバーを手土産にアメリカ合衆国への亡命を画策する。
ソ連軍の部隊は艦船数十隻を動員。
レッド・オクトーバーを追跡、撃沈しようとする。
アメリカ合衆国の幕僚会議はソ連軍の動きを警戒するが、CIAのアナリスト(分析官)のジャック・ライアンは、このレッド・オクトーバーの理解を超えた行動に船長ラミウス亡命の意図を読みだす。
しかし相手は海面下数百メートルにいる。
アメリカには先入観を持たずに真実を見つける英知をもつ者が必ずいるラミウス船長は信じ、二大強国の狭間に立つという誰もしたことのない危険を犯しながら、その見たことのない「誰か」に命を預ける。
ソ連軍と連絡がなくなったことで艦内のKGB破壊工作員は亡命計画に気づき、原子炉を暴走させようと考える…。
船長ラミウスは放射能漏れの事故を装って事情を知らない乗組員たちを脱出させ、少数の部下たちとともに艦に残る。
再び潜水したレッド・オクトーバーに、アメリカ軍の小型潜水艇が接近。
CIAのライアンとその仲間の乗組員たちがレッドオクトーバーに乗り込む。
ラミレスは亡命の意図とともに艦を引き渡すことをアメリカ側に告る。
しかし!
ソ連の指揮する原潜コノヴァロフが接近し、さらに艦内に潜んでいた工作員との間でも戦闘が開始される。
艦の外と中での戦闘の末、工作員は射殺され、レッド・オクトーバーはソ連の原潜の撃沈に成功する。
脱出したソ連兵たちは、その爆発を見て、レッド・オクトーバーが撃沈されたと信じこむ。
無事にアメリカ沿岸についたレッドオクトーバーの艦上で、ラミウスはライアンに亡命した動機について語るのだった…。
レッドオクトーバーを追え!の感想
ソ連の潜水艦船長がアメリカに亡命!!
時代的にありえるのか、という話は置いといて、想像するのがめちゃくちゃ楽しい設定ではあります。
なにより潜水艦が魅力的。イギリスやナチスの潜水艦とは違うのですよ。
おかしな動きをするソ連の潜水艦に、亡命の意図を見出すCIAのライアンもすごい。そして自分の意図に気づく人がアメリカに居るだろうと考える船長もすごい。
ご都合主義的な思想を持った船長ですが、それも横に置いとけば、陰謀と政治戦略が渦巻く本作「レッドオクトーバーを追え」を楽しめると思います。
亡命した理由は?
ソ連の行き過ぎた兵器開発とずさんな管理体制、先制攻撃をしようとするソ連に疑問を抱き、船長ラミウスは何か反乱をしなくてはと思い亡命を決意しました。
この映画がアメリカ製というのがなんとも面白いです。
やぱっりアメリカ映画ってアメリカすごい!アメリカ最高!な映画が多いですね。
米国賛美的な映画が好きではない人は、どこ製の映画かあまり考えずに見た方が良いでしょう。
(まあここでアメリカ製と言ってしまってますが…)
音楽が有名
映画「レッドオクトーバーを追え!」の音楽、Hymn To Red Octoberは、『とんねるずのハンマープライス』のエンディングや、『スポーツマンNo.1決定戦』、『タモリの未来予測TV』のグランドオープニングで使用されています。
若い人は知らないかもしれません。(私も知らなかったです…)
この映画を見て懐かしいと感じる人もいるかもしれませんね。
沈黙の艦隊
沈黙の艦隊とは、かわぐちかいじによりマンガです。
1995年時点の累計発行部数は2442万部!
潜水艦を描いた戦争物語ですが、核や陰謀のテーマも絡めています。
レッドオクトーバーを追えのパクリだとか、盗用だと指摘する声もありますが、出版されたのが1990年代後半ですからね…。
舞台となる国も違いますし、オマージュということで片を付けてもいいと思います。
(今同じことをしたら絶対炎上しますが…)
レッドオクトーバーを追え!のキャスト
監督 | ジョン・マクティアナン(ダイ・ハード3の監督!) |
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キャスト | ショーン・コネリー |
ジャック・ライアン | |
バート・マンキューソ | |
ヴァシリー・ボロディン | |
ジェームズ・グリーア | |
アンドレイ・ルイセンコ |
監督ジョン・マクティアナンはダイ・ハード3の監督!
ダイ・ハード4の記事はコチラから。
まとめ
ショーンコネリーが渋かっこいい。