映画名探偵コナンの最新作!2018年のテーマは公安です。
期待値マイナスからのスタートだったせいか、とても面白かったです
コナン映画もまだまだやりますね!昔のコナンを思い出すストーリーでしたよ!
ということでこのページではゼロの執行人のあらすじ、感想、次回作について紹介します
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押さえておきたい点
まず初めに前知識として押さえておきたい点があります。
それは公安の種類と立ち位置です。こちらについては映画内でも解説されますが、先に知っておいた方がすんなり楽しめます。
・警察庁公安部
警察庁にある公安課。安室透が所属している。一番力がある。
・警視庁公安部
警視庁にある公安部。風見裕也が所属している。警視庁は警察庁の下にあるため風見は安室の命令をきいている。
だが警視庁の公安は警視庁の管轄事件に顔がきくため、捜査会議に顔を出すのは安室本人ではなく風間となる。
・検察庁公安部
力関係では最も低い。ノウハウもないし捜査員も少ないためあまり登場しない。
それぞれの公安部には一般人の協力者がいます。公安の人間と協力者の関係は、家族関係に等しいと言われています。
それからIOTについても知っておいた方がいいかもしれません。
あらすじ
完成した新しい大型施設「エッジ・オブ・オーシャン」にて、5月1日に東京サミットが開催されることとなった。
しかしその場所で、何者かにより大規模な爆破事件が引き起こされる。
事件発生時の防犯カメラの映像に、公安警察の警察官である降谷零(安室透)の姿が映っている事に気付いたコナンは、その安室の奇妙な行動と、爆破事件が起きたのがサミット当日ではない点に疑念を抱く。
その後、事件現場で検出された指紋が一致した毛利小五郎が爆破事件の容疑者として逮捕される。
小五郎の無実を信じて独自に捜査を始めたコナンは、小五郎を逮捕した降谷零ら公安警察とやがて対立することとなる。
新弁護人 橘境子
毛利小五郎の弁護人を務めるのは公安事件を中心に活動している橘境子。
妃英理はアドバイザー的な立ち位置になる。
毛利小五郎が起訴されたら厄介だ。
その為起訴されないよう頑張らなきゃいけないのに、橘境子はむしろ毛利小五郎を犯人にしたいようだ。
彼女の目的とはいったい?
衛星はくちょう
アメリカのNAZU(NASA)が開発した衛星はくちょうが、国際サミット開催日に太平洋付近に着陸する。
元太、歩美、光彦は博士が作ったドローンに夢中であまり衛星には興味がないみたい。
コナンは小五郎の無罪を探すため、小五郎を拘束した公安刑事、風見に盗聴器をしかける。
IoT家電テロ
そんな中、IoT家電が不具合をきたし爆発する事故があいつぐ。
しかしコナンはこれがIoTテロだと確信し、安室透はコナンの推理力に感心する。
だがコナンにはまだ安室の本心が読めない…。
警察サイバーテロ課のおかけで、IoTをハッキングした犯人が国際サミット会場を爆破した犯人だと突き止める。
そして犯人はNAZUもハッキングしていた。
犯人の目的は衛星はくちょうを警視庁に墜落させることだった!
ラスト
コナンは一連の事件の犯人が、毛利小五郎を担当する検察官日下部(くさかべ)だと気づく。
日下部は以前サイバーテロの事件を担当していた。そして公安検察官として、公安警察を恨んでいた。
全ては公安警察を陥れるために行なっていたことだった。
そして毛利小五郎の弁護人橘境子も公安警察に恨みを持っていた。
その為公安が捉えた毛利小五郎を悪いようにしていたのだ。
安室が公安として毛利小五郎を捉えた理由は2つ。小五郎を犯人に仕立て上げることで国際サミット会場の爆発が事故ではなく事件として刑事部に認識させるため。
安室は爆発が事故ではなくテロだと知っていたが、証拠はなかった為、無理やり証拠を作ったのだ。
そして毛利小五郎が絡むとコナンは本気の推理を見せる。安室はコナンを巻き込む為、小五郎を先に巻き込んだのだった。
ラスト、墜落する衛星はくちょうをコナンと安室でアクションしなが止める。
二人はお互いの凄さを再認識するのだった。
ゼロの執行人の感想
面白かったー!!
コナンの映画は2006年の探偵たちの鎮魂歌からあまり好きではないのですが、
今回のコナン映画はかなり異色なストーリーでもう最高に楽しめました!
懐古厨の私だからこそ満足できました。
なによりストーリーがちょっとややこしい。
子供が見ても理解できないと思います…。
映画内では執拗に、公安検察は公安警察より下と言われますが、この2つの組織が力関係にあることをきちんと理解していないと犯人の動機がピンときません。
また前述したとおり、公安には三種類あることも知っておかないといけません。
さらに映画内では弁護士用語が頻繁に出てくるので、そこも理解しておかないと毛利小五郎の状況がよく分かりません…。
ゼロの執行人のストーリーの中心は今までのような殺人事件ではなく、国際サミットを爆破した犯人は誰か?という点です。
名前のあるキャラクターが死なないので、ぱっと見緊迫感がないように見えますが、本作のドキドキ感は安室の暗躍によって得られます。
人が死なないなんて全然コナンらしくないですよね。
安室透の違法捜査の尻拭いはする、という言葉も頻繁に出てきますがその意味もなんだろう?とドキドキします!
公安検察の尻拭いは力のある公安警察がする、という意味なのですが…。
ここら辺も少しややこしいですね(*´~`*)
まあ映画をちゃんと見れば、公安組織の力関係は分かると思います。
衛星が落ちるなんてマジかよーwと正直バカにしていましたが、素直に謝ります。
相棒的なストーリーで、ゼロの執行人めちゃくちゃ楽しめました!
(犯人がやっていることはめちゃくちゃヤバイですけどね…。国際裁判ものです。各国要人を狙っているとも取れる犯罪なので…。)
まあでも大好きなキャラクター妃英理も14年ぶりに映画に登場しますし!
最後のコナンと安室のアクションはありえなさ全開ですが、観覧車が倒れるよりマシなのでまあ楽しめました。
むしろ今までのアクションファンはあまり楽しめないかもしれません。
本作はコナンより安室透という男に焦点を当てているので、彼が好きな人はとても楽しめるでしょう。
赤井秀一は登場する?安室の恋人とは?次回作は?
今回の映画では赤井秀一は一切登場しません。
はじめのオープニングにも出てきません。
あくまで主役は安室透ということですね。
そして劇中、コナンが安室透に恋人はいるのか?と尋ねます。
安室透は日本こそが僕の恋人と答えます。
なんとなく想像できる回答ですね…。
次回作について。コナンの映画のエンディングはいつも次回作について一言言及されます。
公開は2019年4月。
怪盗キッドが登場し、空飛ぶ船がキーワードです。
またまた飛行船が登場しそうな予感!
あるいはシンガポールのシンボルマークを船に例えたとか。
なんにせよ怪盗キッドが登場するなら、次回作はまたストーリーメインではなくアクションやキャラクターメインになりそうです。
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キャスト
監督: 立川譲
第15作『沈黙の15分』から第21作『から紅の恋歌』まで7作連続で務めた静野孔文に代わり、『モブサイコ100』などの立川譲が務める。
高山みなみ
古谷徹
上戸彩
さすが上戸彩、声優も慣れていてとてもお上手な演技でした!
博多大吉
ちょっと気になる演技でしたが今までの変なゲスト声優より全然良かったです!
飛田展男
めちゃくちゃ大好きな声優さんです!風見裕也役。
たくさん登場していて嬉しかったです(*´ω`)
まとめ
コナンファン歴20年、昔のストーリー重視なコナン映画が好きな私でも楽しめた名探偵コナンゼロの執行人!!
ぜひ視聴してみてください!
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