動画配信サービスNetflixのオリジナルSF映画「タウ」
2018年に見たSF映画の中で1番好きな作品かもしれません
それくらい面白かった!
マッドサイエンティストに囚われた女性が、AIと協力して監禁場所から逃げだすストーリーは、結構怖くてハラハラしました
しかしそれ以上に注目してほしいのは、女性とAIの友情(愛)です!
これが最高に萌えるんですよ!!!!!
ということで、このページではNetflix映画「タウ/TAU」のあらすじ、感想、キャスト(吹き替え)を紹介します
作品情報
タイトル:TAU/タウ
上映時間:97分
公開年:2018年
視聴できる動画配信サービス:Netflix
タウのあらすじ
若い女性のジュリアは誘拐され、体内にインプラントを埋め込まれて監禁される。そしてサブジェクト3と呼ばれて脳機能の実験対象となる。
ジュリアは他の実験対象たちとともに脱走しようとして失敗し、ただひとり生き残る。ジュリアは残酷な研究者アレックスのスマートハウスに監禁されて引き続き実験対象となり、スマートハウスとロボットを制御する人工知能のTAUによって管理される。
脱出期限は、アレックスの研究が終了する7日間。
その間、ジュリアはTAUと会話をし、二人は人間とAIではあるが関係を築く。
ラスト、アレックスは研究の最終段階としてインプラントをジュリアから除去して殺そうするが、ジュリアは逆襲し、アレックスの手を切り取りその掌紋でスマートハウスを破壊して脱出する。
手にはTAUの知能が入った小型のドローンが握られていた
タウの感想
ちょっとグロくて、最高にキュンとしたSF映画だった!!!
映画タウはAIと人間のラブストーリーを描いた作品ではありません
ホラーチックなSF映画です
しかし私の歪んだ目にはそう見えました…
序盤まではマッドサイエンティストに囚われたジュリアの恐怖体験を描き、映像、音楽を使い視聴者を震えさせます
そこに何かあるのに、うまい具合に見えない恐怖です
「これから何かが起こる!でも何が起こるんだろう?」とハラハラします
しかし中盤、マッドサイエンティストがジュリアを被験者として扱い始めると、状況が一変します
このマッドサイエンティスト、結構人間味がありまして、ジュリアに服を与えたり「ご飯が食べたい」といったお願いを聞き始めるのです。
まあそれも「人工知能の実験」のためですけど
ジュリアは一人になる時間もできて、人工知能のタウとお喋りを始めます
タウもまた人間味があるAIで「人間とはなんです?」「原始人とは?」「本を読んで」とジュリアにお願いを始めます
知識欲はあるけれど、それを満たす方法を知らない子供の様です
ジュリアは知識、情報を与える代わりに、スマートハウスを壊す方法を聞き出します
こうして2人は仲が良くなるのですが、私には2人がラブストーリーを紡いでいるようにしか見えませんでした
本作を見た事がある人は「どこがラブストーリーだよ!頭おかしいんじゃないの?」と思うかもしれません
ラスト、タウは初期化されますが、ドローンに前情報が残っていて、ジュリアはそのドローンと共にスマートハウスを脱出!
ハッピーエンドで終わります
予想通りの展開で、演出もまあありきたりと言えばありきたりだし、いかにもセットっぽい瓦礫はちょっと萎えるんですが、それでも面白い映画でした!!!
ちょっと怖いシーンもありますが、「ええ?へっへっへ」と笑ってしまうシーンもあります。
ジュリアがマッドサイエンティストの手を切断して、指紋認証をしようとするシーンです。
指紋認証は体温がないと反応しなくて、ジュリアが切断された手をこすって温めたり、「はあはあ」して息をかけるシーンは、決してギャグシーンではないのに笑っちゃいました!
まあ笑えるシーンはそこくらいなもんで、あとは怖いか萌えるかどちらかでしたね。
特にタウが可愛い!
感情と知覚のあるAIって、裏設定がしっかりしていないと矛盾がでたり、視聴者が疑問を抱くものなんですよね
でも本作は裏設定がしっかりしていない感じなのに、あまり矛盾や疑問を抱きませんでした
あとはマッドサイエンティストがタウのデータを消去して罰を与えるシーンで、タウが叫び声をあげるんですが、それが個人的にツボにはまりましたね
普通なら「なんでAIが叫ぶの?痛いの?」と思うかもしれませんが、私はあまり気になりませんでした
それよりタウが「止めてください!ジュリア助けて!」というシーンできゅんとしました。
AIが人間に助けを懇願するなんて、めっちゃ素敵なシーンじゃないですか!!!
性癖に刺さりまくりですよ
もっとやれ!
なんて思っちゃいました…
しかもタウの叫び声を聞いて、ジュリアは脱出を一度諦めてタウの元に戻って来るんですよ!
AIと人間、どちらも感情むきだして、それがうまく描かれているのが良かったですね
本作のテーマをあえて深読みすると、人工知能の人間性、人間の人間性かもしれません
とはいえタウはSF映画ではあるんですが、難しい用語は出てきませんし、物語のゴールはスマートハウスからの脱出という簡単なものなのでサクっと楽しめる映画です
ドキドキハラハラするし、きゅんきゅんするし、SF好きはもちろんAIと人間の友情・恋愛が好きな人にもぜひ見て欲しい作品です!!!!
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キャスト(吹き替え)
・ジュリア(サブジェクト3) – マイカ・モンロー(坂本真綾)
居なくなっても気づかれない貧困層の女性
肝っ玉が座っており、マッドサイエンティストを切り裂いたり、殴ったりする
タウを助けるため1度脱出を諦める
・アレックス – エド・スクライン(高橋広樹)
締め切りに追われるマッドサイエンティスト
・TAU – ゲイリー・オールドマン(安原義人)
声がゲイリーオールドマンのAI
殺人ロボットやドローンも操る。音楽が好き
ジュリアに「死んでほしくない」「あなたを苦しめたくない」「私はここに居ます」と言う
まとめ
ネットフリックスで視聴できるSF映画「タウ/TAU」
ツボにはまったのでとっても楽しめました!
2018年1番面白かったSF映画はタウで決まりです!
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